膣ケアの基本、知ってる?婦人科医が教えるフェムケア入門

妊活・性交痛ケア

「フェムケア(femcare)」は、feminine careを略した言葉で、女性のデリケートゾーン周辺のケアを指します。近年、欧米発のウェルネスブームとともに日本でも注目が高まっていますが、まだまだ「タブー視」されている部分も多いのが現実。でも、体のケアをすることは自然なこと。まずは基本から知っていきましょう。

そもそも「フェムケア」って何?

フェムケアとは、膣・外陰部・子宮といった女性生殖器周辺のケアのこと。具体的には、日常的な清潔ケア、月経管理、乾燥ケア(うるおいケア)、そしてフィットネスや食事による内側からのケアまで、幅広い範囲をカバーしています。

1. 正しい洗い方を知ろう

最も基本的なフェムケアは、毎日の洗浄です。ただし、普通の石鹸やボディソープで強くこするのはNG。専用のフェミニンウォッシュ(弱酸性処方のもの)を使って、外側だけをやさしく洗うことが大切です。

  • 専用のフェミニンウォッシュ(弱酸性処方のもの)を使う
  • 外側だけをやさしく洗う(膣内は洗わない)
  • すすぎはしっかり、残留しないように
  • タオルは柔らかく清潔なものを使い、やさしく押し当てる
  • 通気性の良い下着を着用する

2. うるおいケアは「年齢問わず」大切

乾燥はデリケートゾーンにとって大きな問題です。20代でも乾燥に悩む方はいますし、特に産後・授乳中・更年期にはホルモンの変化で乾燥が進みやすくなります。専用のインティメートオイルやモイスチャライザーを使ったケアがおすすめです。

3. やってはいけないNG習慣

  • 膣内を洗う(douching)→ 善玉菌を失い、感染リスクが上がる
  • 香り付きの製品を使う → 刺激になり、アレルギーの原因に
  • 石鹸で力強くこする → pHバランスが崩れる
  • 長時間タイトな下着を着用 → 通気性が下がり、細菌が繁殖しやすくなる
  • 異変を放置する → かゆみ・においの変化・分泌物の変化は婦人科受診のサイン

自分の体を知ることは、自分を愛することの第一歩。フェムケアはその入り口です。

Comments

Copied title and URL